中神敬子さんは、院展などで活躍されている、 美術の「本流」を歩いている人。 アウトサイダーに心地よさを感じる私にとって、 「本流」は苦手なはずなのですが、 彼女の絵はいいなあ〜と思います。 彼女の絵は、対象を自分に引き寄せて描くというより、 対象に身を寄せているように感じられます。 確かな技術によって描かれた花たちには、 どこからか魂が入り込んでいるように思うのです。
ブリキ星最後の企画展になります。 以前、中神さんから、 「私も死ぬまで絵を描き続けるから、 加川さんも死ぬまでブリキ星を続けてください」 とメールをいただいたことがあり、 私は彼女に頭があがりません。 …………………………………………………加川弘士 |